オノマトペ
授業もHRも終わり、部活のない者はぞろぞろと校舎を出て行く。
そんな中、白い巨大ウサギぬいぐるみを持った小さな少女が、家庭科室の前でウロウロしていた。
「どうしよう、五所川原君。やっぱり七星ちゃんやリヴリアちゃんに一緒に来てもらえば良かったかなぁ?」
巨大ウサギに話しかけながら、廊下をこそこそと行ったりきたり。
と、そこへ雪菜が通りかかった。
「あれ、花音ちゃん、こんなところでどうしたんですか?」
「あっ、雪菜先輩」
雪菜に気づいた花音は、五所川原の影に隠れながらぺこりと頭を下げた。
「雪菜先輩、こんにちはだぴょん」
「うふふ、こんにちは」
雪菜も白い着物の袖で口元を覆いながら、挨拶をする。
驚くほど人外の多い天神学園だが、雪菜のように物腰の柔らかい者には、臆病者の花音も普通に接することが出来た。
「花音ちゃんは家庭科室に御用ですか?」
「あ、あの、えっと」
五所川原をゆさゆさ揺らしながら、花音は恥ずかしそうに顔を赤らめて言った。
「ここがコスプレ部の部室になっているらしいので、見学しに来たんだぴょんっ」
そんな中、白い巨大ウサギぬいぐるみを持った小さな少女が、家庭科室の前でウロウロしていた。
「どうしよう、五所川原君。やっぱり七星ちゃんやリヴリアちゃんに一緒に来てもらえば良かったかなぁ?」
巨大ウサギに話しかけながら、廊下をこそこそと行ったりきたり。
と、そこへ雪菜が通りかかった。
「あれ、花音ちゃん、こんなところでどうしたんですか?」
「あっ、雪菜先輩」
雪菜に気づいた花音は、五所川原の影に隠れながらぺこりと頭を下げた。
「雪菜先輩、こんにちはだぴょん」
「うふふ、こんにちは」
雪菜も白い着物の袖で口元を覆いながら、挨拶をする。
驚くほど人外の多い天神学園だが、雪菜のように物腰の柔らかい者には、臆病者の花音も普通に接することが出来た。
「花音ちゃんは家庭科室に御用ですか?」
「あ、あの、えっと」
五所川原をゆさゆさ揺らしながら、花音は恥ずかしそうに顔を赤らめて言った。
「ここがコスプレ部の部室になっているらしいので、見学しに来たんだぴょんっ」