アゲハ~約束~
「悟さん?!」
びっくりして、幸人が立ち上がる。
二人はなにやら大きな黒い、四角いバックを抱えて海岸へ降りてきた。
「まぁまぁ、こんなところにいたのね?!朝からずっと待っていたのに・・・」
「すみません、一悶着あって・・・あの、悟さんはどうして・・・?」
アゲハに代わって、応対は幸人だ。
悟は幸人に何故ここにいるのかを尋ねられると、にやっと笑った。
―――とても、あの時意気消沈しきっていた人物と同一人物とは思えないほど、悪戯っぽく。
「お前らに届けなきゃならねぇもんがあってな。」
そういって彼は、小脇に抱えたバックをアゲハの前におく。
それは防水加工のしてある、クーラーボックスのような形をしたものだった。
びっくりして、幸人が立ち上がる。
二人はなにやら大きな黒い、四角いバックを抱えて海岸へ降りてきた。
「まぁまぁ、こんなところにいたのね?!朝からずっと待っていたのに・・・」
「すみません、一悶着あって・・・あの、悟さんはどうして・・・?」
アゲハに代わって、応対は幸人だ。
悟は幸人に何故ここにいるのかを尋ねられると、にやっと笑った。
―――とても、あの時意気消沈しきっていた人物と同一人物とは思えないほど、悪戯っぽく。
「お前らに届けなきゃならねぇもんがあってな。」
そういって彼は、小脇に抱えたバックをアゲハの前におく。
それは防水加工のしてある、クーラーボックスのような形をしたものだった。