milk tea...
◇第5章
それぞれの選択
蓮のコンクールから数日が経った…―
―ピンポーン―
ずっと家中を行ったり来たりしていた未菜はインターホンと共に家を飛び出した
未菜…
俺より張り切ってるし…
「蓮、蓮ーっ!!!!」
ソファーで冷静に座っていた蓮はまたパタパタと走って来る未菜をチラリと見た
「もー何冷静に座ってるのよ!!!
コンクールの結果来たよー!!!
早く開けてみて!」
「はいはい。」
「蓮、結果気にならないの?」
「結果より未菜の慌てぶり見てる方がいい。」
「へっ?
変なこと言ってないで早く開けてー」
…見事にスルーされたし…