milk tea...



「うんっ♪」



未菜は蓮にギュッと抱きついた
蓮も未菜をギュッと抱きしめてくれた。



二人はまるで今日から一年間も会えないとは思えないほど明るく笑っていた



空港に着くまでもずっと手を繋いで楽しそうに笑っていた



そして刻一刻と別れの時間が近づいて来た。



さっきまでは深く考えていなかった未菜だったがいざ空港に着くと蓮が行っちゃうという気持ちになっていた…



「空港…着いたね。」



「あぁ…」



二人は空港のロビーに座って飛行機の時間ギリギリまで一緒に居た



そこに千奈美達がそっと近づいた



「蓮、そろそろよ…」



「…分かった。」



「蓮、しっかりな。
お前にならきっと立派になって帰ってこれるよ」



< 192 / 202 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop