milk tea...
お母さんに半ば無理矢理に家から追い出されたので仕方なく住所の書いた紙を頼りにその場所に向かった
もうっ!
何であんな自分勝手なのよ!
「………え………?
何でここなの…?
何か間違えたかなあ?」
未菜はお母さんから貰った紙を見比べてキョロキョロと辺りを見回した
「お母さん絶対間違ってる…!
だって…蓮が働いてるカフェに住むとか有り得ないでしょ。」
一人で未菜がぶつぶつと文句を言っていると店のドアが開いた
「もしかして…陸田未菜ちゃん…?」
店から出て来たのは40代前半ぐらいの優しそうな男の人だった
「え…あっはい…
でも何であたしの名前を…?」