桜の街
ホームルームが終わり俺は、愛瑠にちょいまっててなと一言かけ屋上に向かった
屋上の扉を開けると心地よい風邪が体にあたった
屋上には、誰も居なく、一番好きなシチュエーションが出来ていた
誰も居ない屋上は、やっぱ最高だ!つぶやきポケットに入っていた煙草に火をつけ吸い始めた
海流
璃都
拓矢
俺
俺らの中で煙草を吸うのは、海流と俺だけだ
4人中でも一番年下なのに吸い始めたのは、子供に見られたくなかったからだ
煙草は、お世辞にも美味しいとは、思えない
だけど俺は、何故か中2の時から吸っていてやめられない
愛瑠いやがるかなぁ~なんて思いながら、吸い殻を排水溝に捨て、笑みを浮かべながら教室に戻った