不器用な恋 2nd story



『姫城、寝不足?』



空梨はそう言って、アタシに顔を近づけた。






『顔色悪いけど?』





空梨はアタシの頬を手で撫でた。





そして、バチッと眼鏡越しの空梨と目があった。






ホントにキレイな顔。







空梨はフッと笑って、顔を離した。




当然、空梨の手も頬から離れた。





『顔、青ざめてるし、貧血だと思うよ。保健室、行ってきたら?』





空梨はそう言って、自分の席に戻っていった。






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