不器用な恋 2nd story




『ねぇ、美波。』






そう話しかけると、ん?と言って、美波が顔をあげた。





『どうした?』



美波はケータイをパチンと閉じながら、そう言った。








『最近、メイク濃くなってない?アザとか隠してるんじゃないかって…』








そう言うと美波は気まずそうな顔をした。






『これ。』



アタシはそう言って、シートを渡した。








美波は渋々受け取って、丁寧にメイクを落とし始めた。













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