不器用な恋 2nd story
『麻妃がどうかしたの?』
咲夜華はそう言った後、美波の顔を凝視した。
『ん…?美波、顔…アザだらけじゃん…もしかして…麻妃が?』
咲夜華は信じられないといった、表情で美波を見た。
『……そう。黒崎 麻妃が由月に喧嘩ふっかけようとしてんの。それで、ウチにちょっかい出してんじゃない?』
美波は頬骨辺りを軽く触った。
そして
『それにしても、顔面はやめてほしいよね。』
美波は怒ったような声でそう言った。