不器用な恋 2nd story
『咲夜華の友達かもしんないけど、ケリ、つけさせてもらうよ。やられっぱなしじゃ、ウチも納得いかないし。』
美波はピリピリした様子で咲夜華を見る。
『……そ。勝手にすれば?アタシには関係ないから。』
咲夜華はそう言って、にっこり笑った。
『……勝手にさせてもらうわよ。』
美波は咲夜華の笑顔を睨みながら、カバンを肩に担いだ。
『由月、アタシ、殺りにいくから。』
美波のその笑顔は恐かった。