不器用な恋 2nd story



『それが由月らしいんだけどね。』



紗依が愛くるしい笑顔を向けてきた。






『じゃ、行こーか。朝っぱらから、ケンカってのも、悪くないんじゃない?』




アタシは笑いながら、そう言った。






ただ一人、咲夜華だけ、立ち上がらなかった。






アタシ達はゾロゾロと、教室から出ていった。







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