不器用な恋 2nd story
『アタシだったら、耐えられないね。即、フる。つまんない、って。』
夕姫奈はバッサリそう、言い放つ。
『てか、夕姫奈みたいに自分から行動起こさないと、自然消滅だよ。』
美波が夕姫奈の大胆さを誉めるなんて珍しい。
自然消滅ね………
確かに。
『それか、愛斗くんに乗り替えるとか!』
紗依が満面の笑みでそう言った。
『『『バカ』』』
咲夜華と夕姫奈と美波が紗依の頭を叩いた。
『痛いー!』
紗依が頭を押さえて、バカみたいに騒ぎ出した。
『紗依、うるさい。』
全く喋らずに、ケータイをいじってた唯が冷たく言い放った。