秘密な極上教師
第一章

思いを殺して

かなわない恋、


かなえてはいけない恋、


そんなことわかってる。


だから思いを殺して毎日を歩むの――。



――――キーンコーン……


授業始まりのチャイムがなった。


私は急いで席に座った。


ガラッッ……


「今日はテスト返すぞー!!」


先生はみんなに向かって勢いよく言った。


え……?今日テスト返却日だっけ?忘れてた……。


先生は一人ひとり生徒の名前を呼び、テストを返した。


「朝倉ー。……小山ー。……」


そして、


「桜井ー。」


私の名前が呼ばれた。












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