《完》BLOODMOON~あやかしの花嫁~
「俺が見合い…ですか?」
「そうだ。相手は安倍晴明直系の一族…次期当主の安倍花奏…。お前の勤める学園の生徒だ…」
「・・・」
安倍が俺の見合い相手…
「向こうはお前を婿養子したいらしい。それは丁重に断った。お前は小笠原家の当主だからな。私の欲しいのは安倍家の血だ…」
力を得るために大陸を渡り『紅鬼』から『ヴァンパイア』と名乗るようになった吸血鬼の女性と結婚。
俺と滋弥(シゲヤ)をもうけた。
滋弥は生まれつき躰が弱く、入退院を繰り返していた。
俺は17歳で、小笠原家の当主となり、代々の当主が持つ対極刀を父から継承。
『討魔師』として、妖し退治に奔走していた。
「そうだ。相手は安倍晴明直系の一族…次期当主の安倍花奏…。お前の勤める学園の生徒だ…」
「・・・」
安倍が俺の見合い相手…
「向こうはお前を婿養子したいらしい。それは丁重に断った。お前は小笠原家の当主だからな。私の欲しいのは安倍家の血だ…」
力を得るために大陸を渡り『紅鬼』から『ヴァンパイア』と名乗るようになった吸血鬼の女性と結婚。
俺と滋弥(シゲヤ)をもうけた。
滋弥は生まれつき躰が弱く、入退院を繰り返していた。
俺は17歳で、小笠原家の当主となり、代々の当主が持つ対極刀を父から継承。
『討魔師』として、妖し退治に奔走していた。