《完》BLOODMOON~あやかしの花嫁~
十四巻*妃女神・誕生
初仕事~花奏side~
『三日の夜の餅の儀』で、餅が供され、『露顕』で私の親族たちに正式に知弥は夫として、紹介された。
「いつもお世話になっております」
分家の安倍憲久(アベノリヒサ)叔父様とは知り合いの様子。
二人で酒を酌み交わし、仲良く談笑。
憲久叔父様は私の苦手な親戚の一人。
私は知弥の隣で座って、黙ってふたりの様子を見つめた。
「俺と安倍氏は帝居にある陰陽庁で仕事をした仲なんだ」
「へぇ~っ」
帝は江戸幕府にあった陰陽寮を存続させて、陰陽庁として名を変え、帝居内に施設を建設。
帝家の方の祓い、全国全ての祠、神社や寺を管理を、陰陽庁が仕切り、管理していた。不可解な出来事あれば、庁の命令により、陰陽師、討魔師を現地に派遣。解明、封印の役目を荷った。
「いつもお世話になっております」
分家の安倍憲久(アベノリヒサ)叔父様とは知り合いの様子。
二人で酒を酌み交わし、仲良く談笑。
憲久叔父様は私の苦手な親戚の一人。
私は知弥の隣で座って、黙ってふたりの様子を見つめた。
「俺と安倍氏は帝居にある陰陽庁で仕事をした仲なんだ」
「へぇ~っ」
帝は江戸幕府にあった陰陽寮を存続させて、陰陽庁として名を変え、帝居内に施設を建設。
帝家の方の祓い、全国全ての祠、神社や寺を管理を、陰陽庁が仕切り、管理していた。不可解な出来事あれば、庁の命令により、陰陽師、討魔師を現地に派遣。解明、封印の役目を荷った。