《完》BLOODMOON~あやかしの花嫁~
* * *


『妃女神』となった私に知弥が初仕事を持って来た。


「狂い咲きの桜?」


「そうだ」


この仕事は『陰陽庁』が知弥に依頼。


「これが資料だ…目を通せ」


今の冷泉帝(レイセンテイ)の印の押された命令書まで添付されてた。



「部外者以外は閲覧禁止の極秘資料だ」


「なら、私は部外者でしょ?」


「何、俺が『陰陽庁長官』の智成(トモナル)様に許可を頂いたから安心しろ」


何から何まで、キチンと目回しがされていた。


拒否るコトはできない。






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