《完》BLOODMOON~あやかしの花嫁~
「知弥の直衣姿…カッコいいよね…まるで知貴を見てるみたい」
花奏は俺の前世の名前を口にして、俺を通し、知貴を見つめる。嫉妬しても、その嫉妬の対象者は己。
複雑な思いが交錯する。
『討魔師』として正式に役目を果たす時の俺は黒と白の直衣服に身を包んだ。
花奏と同じで、平安テイストの衣であるが、機能性を重視し、動きやすく現代風にアレンジされていた。
山の入口となる御国神社に到着。
車を駐車場に停めて、神社の神主と面談。
山の中腹に位置する千本桜公園の一際、目立つ樹齢500年を超える大樹の桜が今も何故か、散らず、満開の桜を咲かせているらしい。
既に、一般者は立ち入り禁止とされ、神主たちによって、結界を張り巡らされていた。
花奏は俺の前世の名前を口にして、俺を通し、知貴を見つめる。嫉妬しても、その嫉妬の対象者は己。
複雑な思いが交錯する。
『討魔師』として正式に役目を果たす時の俺は黒と白の直衣服に身を包んだ。
花奏と同じで、平安テイストの衣であるが、機能性を重視し、動きやすく現代風にアレンジされていた。
山の入口となる御国神社に到着。
車を駐車場に停めて、神社の神主と面談。
山の中腹に位置する千本桜公園の一際、目立つ樹齢500年を超える大樹の桜が今も何故か、散らず、満開の桜を咲かせているらしい。
既に、一般者は立ち入り禁止とされ、神主たちによって、結界を張り巡らされていた。