《完》BLOODMOON~あやかしの花嫁~
十七巻*狐の花嫁!?
幽閉~花奏side~
深手の傷を負い、血まみれの知弥を残して、私は『妖狐の国』に連行されてしまった。
知弥は必死に、『天狐』の戦ったけど。妖と人の力の差を歴然だった。いくら、吸血鬼のハーフで、強い『討魔師』でも、妖の中の妖には手も足も出なかった。
花嫁として、連行されたものの、待遇は囚人扱いで、僅かな光しか差し込まない牢獄に閉じ込められていた。
「『妃女神』ちゃん、ご飯の時間だよ~」
『天狐』の息子・爽爾君が私に1日三食、食事を運んでくれた。
「ありがとう」
牢獄の中に置かれたテーブルに所狭しと並ぶ豪勢な食事。
礼を言うのは可笑しいけど、爽爾君の笑顔と目の前の食事を見ていると、自分自身の立場を忘れてしまう。
「君に出してる食事は『妖狐の国』では宮廷メニューだよ~」
「毎回、毎回…どうしてこんなに豪勢なの?私一人では食べきれないわ」
知弥は必死に、『天狐』の戦ったけど。妖と人の力の差を歴然だった。いくら、吸血鬼のハーフで、強い『討魔師』でも、妖の中の妖には手も足も出なかった。
花嫁として、連行されたものの、待遇は囚人扱いで、僅かな光しか差し込まない牢獄に閉じ込められていた。
「『妃女神』ちゃん、ご飯の時間だよ~」
『天狐』の息子・爽爾君が私に1日三食、食事を運んでくれた。
「ありがとう」
牢獄の中に置かれたテーブルに所狭しと並ぶ豪勢な食事。
礼を言うのは可笑しいけど、爽爾君の笑顔と目の前の食事を見ていると、自分自身の立場を忘れてしまう。
「君に出してる食事は『妖狐の国』では宮廷メニューだよ~」
「毎回、毎回…どうしてこんなに豪勢なの?私一人では食べきれないわ」