《完》BLOODMOON~あやかしの花嫁~
二十巻*鬼VS狐
帝居内にある陰陽庁。
エントランスには巨大な四神・青龍・白虎・玄武・朱雀の壁画が飾られている。
「すげぇ~」
「閑音…静かに」
兄の雨音が大声を出す笹倉を軽く注意する。
「名前とのギャップが激しいなぁ…笹倉は」
「小笠原先生には言われたくないけど…前世も弟だった滋弥の恋人を奪うなんて」
「お前…どう言う説明したんだ?滋弥」
「ありのまま言いましたが…」
「想い人の間違いだろ?」
「知弥様まで・・・」
雨音は眉を潜めて、困惑していた。
受付の者を訪ね、長官秘書の案内で、6階の長官室に。
「やはりここは気が違います…」
雨音には陰陽庁を囲む気の重厚さが理解できるらしい。
エントランスには巨大な四神・青龍・白虎・玄武・朱雀の壁画が飾られている。
「すげぇ~」
「閑音…静かに」
兄の雨音が大声を出す笹倉を軽く注意する。
「名前とのギャップが激しいなぁ…笹倉は」
「小笠原先生には言われたくないけど…前世も弟だった滋弥の恋人を奪うなんて」
「お前…どう言う説明したんだ?滋弥」
「ありのまま言いましたが…」
「想い人の間違いだろ?」
「知弥様まで・・・」
雨音は眉を潜めて、困惑していた。
受付の者を訪ね、長官秘書の案内で、6階の長官室に。
「やはりここは気が違います…」
雨音には陰陽庁を囲む気の重厚さが理解できるらしい。