《完》BLOODMOON~あやかしの花嫁~
恋文?~花奏side~
私の親友の野宮ちづる(ノノミヤチヅル)ちゃんは小笠原先生の大ファン。
クールでいいと言うけど。私から見れば気だるそうに見えるだけ。
でも、竹刀を振る先生の姿に私は見蕩れてしまった。
面越しに見る射抜くような鋭い紫の双眼。
勝負には負けたけど、心を奪われた時から私の負けはキマっていた。
「花奏…小笠原先生と結婚するってホント?」
既に、ちづるの耳にまで届いていた私と先生の婚約。
「家同士の事情と言うか…ゴメン…」
ちづるに私は頭を下げる。
「いいよいいよ…花奏は美少女だし、小笠原先生とお似合いだよ!!」
「え、あ」
クールでいいと言うけど。私から見れば気だるそうに見えるだけ。
でも、竹刀を振る先生の姿に私は見蕩れてしまった。
面越しに見る射抜くような鋭い紫の双眼。
勝負には負けたけど、心を奪われた時から私の負けはキマっていた。
「花奏…小笠原先生と結婚するってホント?」
既に、ちづるの耳にまで届いていた私と先生の婚約。
「家同士の事情と言うか…ゴメン…」
ちづるに私は頭を下げる。
「いいよいいよ…花奏は美少女だし、小笠原先生とお似合いだよ!!」
「え、あ」