《完》BLOODMOON~あやかしの花嫁~
「少しだけですが・・・花奏様の血を輸血しました…」
「どうしてそんなコトを??」
「夫婦となれば、吸血鬼だってコトがバレるのは時間の問題です」
「・・・」
「あなたには滋弥様のようになっては欲しくないんです!…他のヴァンパイアのように隷属を持つのです。吸血鬼の己を受け入れるコトが大切です!!滋弥様を狂わせたのは自分の生まれを受け入れらなかったコトにあります。吸血鬼である自分を否定せず、受け入れて下さい!」
「黙れ!!」
滋弥はもともと、躰が弱かった。だから、吸血衝動を制御出来ずに。
花奏を俺の隷属にするなんて…冗談じゃない。
でも、彼女の血の誘惑に俺はーーー・・・
「・・・今日のトコは下がります…」
一礼して、千早はリビングを出て行った。
「どうしてそんなコトを??」
「夫婦となれば、吸血鬼だってコトがバレるのは時間の問題です」
「・・・」
「あなたには滋弥様のようになっては欲しくないんです!…他のヴァンパイアのように隷属を持つのです。吸血鬼の己を受け入れるコトが大切です!!滋弥様を狂わせたのは自分の生まれを受け入れらなかったコトにあります。吸血鬼である自分を否定せず、受け入れて下さい!」
「黙れ!!」
滋弥はもともと、躰が弱かった。だから、吸血衝動を制御出来ずに。
花奏を俺の隷属にするなんて…冗談じゃない。
でも、彼女の血の誘惑に俺はーーー・・・
「・・・今日のトコは下がります…」
一礼して、千早はリビングを出て行った。