坂田家の日常



真壁はセージが連れてくる。



「尚斗ー!!」

「………来たか」

「えっ…?」



セージの後ろについてくる真壁。



いつもの爽やかな顔とは違う顔だな…。



「えっ…!?真壁先輩っ!?何でっ!?」



菜緒子は慌ててる。



まぁ予想通りの反応だな。



「坂田、その子は確か……」

「見覚えあるか?お前にフラれた女の一人。そしてお前が探してる女だよ」

「えっ!?」

「坂田、ふざけてるのか」

「ふざけてないよ。な、セージ?」

「おうよ!!」



俺は菜緒子の方を向き、分厚いダテメガネをとる。



< 127 / 581 >

この作品をシェア

pagetop