坂田家の日常
真壁はセージが連れてくる。
「尚斗ー!!」
「………来たか」
「えっ…?」
セージの後ろについてくる真壁。
いつもの爽やかな顔とは違う顔だな…。
「えっ…!?真壁先輩っ!?何でっ!?」
菜緒子は慌ててる。
まぁ予想通りの反応だな。
「坂田、その子は確か……」
「見覚えあるか?お前にフラれた女の一人。そしてお前が探してる女だよ」
「えっ!?」
「坂田、ふざけてるのか」
「ふざけてないよ。な、セージ?」
「おうよ!!」
俺は菜緒子の方を向き、分厚いダテメガネをとる。