坂田家の日常
――――――……
「ふぁあ〜…」
あくびをして、机にうつ伏せる。
「どーした?」
「ん、昨日姉貴に付き合わされて……」
「何か仕出かした?」
「ただ姉貴のやけ酒に付き合ってただけ」
「やけ酒って……。奈緒美さんに何かあったのか?」
「はぁ〜…」
昨日の事を思い出すと、かなり憂鬱になる。
あれは酷かったな……。
「ため息とかショックー…」
「姉貴に好きな奴が出来たんだと」
「はぁ!?」
「ただそれだけのために付き合わされた俺の身にもなれ」
「あー……え、好きな奴?」
セージは目が点になってる。