坂田家の日常



とりあえず一通り見回りは終わり、後は午後にもう一度回るだけ。



セージは終わってすぐさま体育館に向かった。



「はぁ〜…」



ただ見回るってだけもかなりキツい。



自分のクラスのやつはしなくてもいいから楽なんだけど。



つーか一人でブラブラするのもな……。



そう思った俺は、誰もいないであろう屋上へ。



屋上の扉を開けたら……――




「奏世先輩っ、それじゃバレます!!これつけて!!」

「えぇ〜…。これじゃ不審者だよ……」

「仕方ないじゃないですかっ…!!」



この声は……―――



「……尚斗兄?」



< 296 / 581 >

この作品をシェア

pagetop