坂田家の日常



「トイレに行こうとしたら、ヤってる声が外に漏れてきたんだよ!!」


「――はぁ?」




コイツの頭は正常だろうか…?



「ちょっと来いっ…」

「お、おいっ!?」



セージに無理やり引っ張られる形で、廊下に引っ張られる。



連れてこられたのはトイレに行く通路の角部屋。



「何も聞こえねぇぞ」

「あれっ…おかしいな……」

「セージ、お前な……」

「空耳じゃなかったんだよ、絶対!!」

「…………」



ついに脳が麻痺して、幻聴まで聞こえるようになったか。



セージが哀れになってしまう。



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