坂田家の日常



「……あれ?」



セージが勉強するようになって一週間。



毎朝、朝早くから学校に来て勉強していたセージが今日はいない。



セージが登校してきたのは、昼休みになってから。



「セージ、遅かったな」

「……………」

「セージ?」

「もう勉強なんかしねぇ!!」

「…………」




ついにセージの限界が来たようだ。



セージ曰く、昨日の晩、勉強してたら知恵熱が出たらしい。



慣れない事をしたからだと思う。



それにしても、長続きしないものなんだな……。



最終的に勉強は俺が教える羽目になるんだ。



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