坂田家の日常



「君が尚也君だよね、いつも見てるよ」

「あ、ありがとうございます!!」

「いつか共演したいね」

「と、とんでもないっ……」



尚也は相当、テンパってる。



「で、君が……」

「尚斗君だよ!!あたしの彼氏!!」

「はぁ!?」

「君が尚斗君か。話は常々娘から聞いているよ。彼氏では…ないようだけど……」

「いつかは彼氏になるの!!」

「すまないね、尚斗君。末っ子だからか、甘やかし過ぎてね」

「いえ……」



同じ末っ子の七海を甘やかし過ぎるのは止めておこう。



それよりも“雨宮祥助”の好印象とオーラの半端なさがヤバイ。



< 555 / 581 >

この作品をシェア

pagetop