私と居候くんと。
千尋くんがニコッとあたしに微笑みかける。
その微笑みが凄くかっこいいというか可愛くて、思わず見とれてしまう。
「で、でも・・・ほら!部屋汚いし、まだ掃除もできてないから、もうちょっと待ってほしいなぁ~・・・なんて・・・ははは」
なんて言って笑ってみたけど、千尋くん明らかに不機嫌!!
うわーん!どうしよー!
これ、言い直すべき!?
ていうかなんであたしが年下の子に気使わなきゃいけないわけ?
あーもうわけわかんない!
「・・・ごめんなさい」
「え?」
不機嫌そうだった千尋くんが急に謝る。
「急すぎでしたよね。でも俺ここに居候させてもらえるって聞いた時凄い嬉しかったんです・・・。」
「・・・。」
「俺、家事得意なんで美沙さん家に居ない時でも自分のこと自分でやるし、俺にできることなんでもやるので、今日から住ませてもらえないですか・・・?」