妄想LOVER
は?こんな私ですが?
仕事の鬼
来栖メモ
【来栖は何気に鬼畜。】
「香月さん。ここの部分ですけど、説明を加えるなら、ここももっと付け加えないと辻褄があいません。
明後日までにここの付け加えと、次の章のプロットを考えてください。」
「……はい。」
葵くんが担当になって早半年。
年齢も近いし、好きな作家や音楽が同じだっり…と何かと気が合うことが判明し、
お互い名前で呼ぶまでに仲良くなった。
が、仕事に関しての彼は厳しい。
鬼だ。
セイちゃんが適当に、尚且、うまく誘導尋問風にアドバイスをくれていたのとは真逆に、
葵くんは的確に、だけど自分の主観をいれることのないアドバイスをくれる。
言葉選びや、表現にはとても厳しいけど、私の考えや思いがそのまま反映された文章にしてくれている。
これまでがセイちゃんに楽させてもらっていたのだと実感しつつ、
文章を書くことの難しさと楽しさを感じた半年となった。
仕事の内容も変わった。
今までは文庫本を出すのが主だったけど、
最初の仕事が終わった直後、葵くんは女性誌の小説連載の仕事をとってきた。
体験したことのない締め切りに追われる生活。
だけど、雑誌の連載の反響は大きく、
同じ年代の女性からファンレターを貰うことが増えたのはとても嬉しいし、私の考え方の幅も広がったと思う。
何より、この連載は読者からのアンケートを元に話を作るという企画。
どんな男性と付き合いたいか、
どんなシチュエーションで告白されたいか、
どんなデートをしたいか…などなど
自分の経験談を書いてくれる読者さんもいて…
お陰様で、私の妄想ワールドは炸裂しまくり。
楽しくて楽しくて仕方ない。
あの体験談をこっちにくっ付けてー、
こんな男性とこんなデートしたら楽しいかも!
んでもって、あんなことしちゃったりしてー!ムフフー!
沢山のアンケートを見ながら、どんどん妄想していく。
【来栖は何気に鬼畜。】
「香月さん。ここの部分ですけど、説明を加えるなら、ここももっと付け加えないと辻褄があいません。
明後日までにここの付け加えと、次の章のプロットを考えてください。」
「……はい。」
葵くんが担当になって早半年。
年齢も近いし、好きな作家や音楽が同じだっり…と何かと気が合うことが判明し、
お互い名前で呼ぶまでに仲良くなった。
が、仕事に関しての彼は厳しい。
鬼だ。
セイちゃんが適当に、尚且、うまく誘導尋問風にアドバイスをくれていたのとは真逆に、
葵くんは的確に、だけど自分の主観をいれることのないアドバイスをくれる。
言葉選びや、表現にはとても厳しいけど、私の考えや思いがそのまま反映された文章にしてくれている。
これまでがセイちゃんに楽させてもらっていたのだと実感しつつ、
文章を書くことの難しさと楽しさを感じた半年となった。
仕事の内容も変わった。
今までは文庫本を出すのが主だったけど、
最初の仕事が終わった直後、葵くんは女性誌の小説連載の仕事をとってきた。
体験したことのない締め切りに追われる生活。
だけど、雑誌の連載の反響は大きく、
同じ年代の女性からファンレターを貰うことが増えたのはとても嬉しいし、私の考え方の幅も広がったと思う。
何より、この連載は読者からのアンケートを元に話を作るという企画。
どんな男性と付き合いたいか、
どんなシチュエーションで告白されたいか、
どんなデートをしたいか…などなど
自分の経験談を書いてくれる読者さんもいて…
お陰様で、私の妄想ワールドは炸裂しまくり。
楽しくて楽しくて仕方ない。
あの体験談をこっちにくっ付けてー、
こんな男性とこんなデートしたら楽しいかも!
んでもって、あんなことしちゃったりしてー!ムフフー!
沢山のアンケートを見ながら、どんどん妄想していく。