空の記憶
家族
俺の名前は薮城翼裟(ヤブシロツバサ)
SKYHISTORYという超人気有名バンドのギタリストだ。
そんな俺には7歳上の兄葎哉(リツヤ)双子の弟の郁哉が居る。
両親が死んだ時俺たちは11歳葎哉くんは18歳だった。
葎哉君は俺達を養う為にサッカー選手になる夢を諦めて大学に通いながら大手出版社に就職し今では重役に就いているほどだ。でも本当はスカウトを受けたスペインの有名チームでプレイしたかっただろうなと思う。
当時俺と何一つ変わらなかった郁哉は昔から好きだったピアノで有名になった。心臓が生まれつき弱くてありとあらゆる面で制限をしいられていた。
俺は15歳の時に初めてギターを触った。俺のギターの才能はひょんな事で目覚めた。音楽の授業でギターを弾くという内容だった。弾いてみて驚いた。こんなに綺麗な音を自分が弾けるなんて正直に驚いた。
それからは貯め続けたお年玉で俺には大金だった10万を大切に握りしめながらギターを買いに行った。
今ではいい思いでだ。