空の記憶
今の時期はちょうどテストが終わった時期だ。
毎回のごとく銀朱は赤点である。
先生「北荻、課題だ。」
銀朱「えっ!!先生、課題多過ぎるよ!!終わらないじゃん!!」
先生「何言ってるんだ??先生は知ってるんだぞ。北荻の課題を折城と黎泉と薮城が手伝ってる事を。」
銀朱「何で知ってんの!!」
先生「先生は何でも知ってるんだぞ。」
銀朱「お願い、先生!!」
先生「ダメだ。これでも減らした方なんだからな!!」
銀朱「次は赤点取らないから!!」
先生「もうその言葉は聞き飽きたぞ。」
そんなやり取りは恒例の事だ。
俺達ももう高校三年の春。
この先もみんなでいる事がバンドとしての俺の目標だ。