空の記憶
舞斗「初めて見るだろ??」
柊明「うん…この人がお父さんとお母さん…」
舞斗「厳しくもあり、優しい人だった。ひぃ達がお腹の中に居るって分かったとき父さんも母さんも大喜びだった。俺も嬉しかった。」
柊明「舞にぃも??」
舞斗「当たり前だろ。家族が増えるんだから。それに俺は、誕生日のプレゼント何がいいか聞かれると必ず妹って答えてたんだぞー。」
柊明のほっぺたを笑顔で指で撫でた。
柊明「ん……舞にぃはひぃ達が生まれたときどうだった??」
舞斗「素直に嬉しかったよ。それにひぃの名前は兄ちゃんがつけたんだぞ。」
柊明「ホントに??」
舞斗「ああ。父さんがな、ひぃは長女だから黎泉家そしてみんなに大切にされる幸せな女の子になるんだから兄である俺がつけろって言ってくれたんだ。」
柊明「どうして柊明だったの??」
舞斗「俺と同じ感じの名前にしたかったんだ。そして明るい未来が柊明の未来には待ってる。そう願いを込めてつけたんだ。ちょっと難しかったかな??」
柊明「難しかったけどひぃの名前宝物だよ。舞にぃがひぃの為に考えて付けてくれたんだもん。」