彼の独占欲
真子は俺に向かって…

頭が弱い人だとか…バカだと言い出した…


俺のこの言葉を聞いたら女なら、うれし涙を流してもおかしくないだろう…

それなのに、この女はそれどころか、

俺にこんなことを言うなんて…

面白い…


「俺の女になれ…」

この言葉で、俺は真子の言葉を封じた…

真子の目をみると、俺の目を見ている気がした…

こいつは動揺しているのか?

俺の言葉を確認しているのか?


分からない…

ただ、人間対人間の言動に関してはこいつの方がプロだろう。

弁護士なんだから…
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