二人のひみつ基地
「ライブのチケットなんだけど……五枚あってさ、あっ無料だからね」
「今週の土曜日、他の友達も誘って来てくれないかな?」
愛子は直ぐにそのチケットを陸君から奪い取り
「行きます。絶対に行きます」
「本当?嬉しいな。じゃぁ、場所と時間はそのチケットに書いてあるけど場所分かる?」
場所を見ると、この地域では一番の繁華街にある駅前のライブハウスで時間は夕方六時からとなっていた。
「分かりますよ。行った事はないけど駅前だし直ぐに分かるよ」
陸君は私と愛子に笑いかけてから席を立って行った。
陸君の背中を見送ってから愛子がはしゃぎ出した。
「きゃー。嬉しくない?ライブハウスだって。沙織……行った事ある?」
私は大きく首を振った。
「ない。全然ないよ。ライブなんて見た事もないもん」
私は物凄く楽しみになった。
それは中学の時には考えられない世界だったからだ。
夜のライブハウス……
大人の響きがする。
夜のお出かけと言ったら盆踊りとか花火大会しか知らない私は夜のライブハウスと言うその響きが未知なるものだった。
「今週の土曜日、他の友達も誘って来てくれないかな?」
愛子は直ぐにそのチケットを陸君から奪い取り
「行きます。絶対に行きます」
「本当?嬉しいな。じゃぁ、場所と時間はそのチケットに書いてあるけど場所分かる?」
場所を見ると、この地域では一番の繁華街にある駅前のライブハウスで時間は夕方六時からとなっていた。
「分かりますよ。行った事はないけど駅前だし直ぐに分かるよ」
陸君は私と愛子に笑いかけてから席を立って行った。
陸君の背中を見送ってから愛子がはしゃぎ出した。
「きゃー。嬉しくない?ライブハウスだって。沙織……行った事ある?」
私は大きく首を振った。
「ない。全然ないよ。ライブなんて見た事もないもん」
私は物凄く楽しみになった。
それは中学の時には考えられない世界だったからだ。
夜のライブハウス……
大人の響きがする。
夜のお出かけと言ったら盆踊りとか花火大会しか知らない私は夜のライブハウスと言うその響きが未知なるものだった。