二人のひみつ基地
「やっぱり、ヒールは止めとけば良かったかな」
駅前にあるショーウインドウに映った自分を見て言う。
「そんな事ない。モデルみたいでカッコイイよ」
光哉がそう言って立ち止まった私の手に指を絡めて来て、先を歩く愛子たちの後を歩き出した。
「えっ?ちょっと……」
そう言っても光哉は知らん顔してずんずん歩く。
「光哉君?あのさ……」
和樹と手を繋いだ亜美が振り返って
「そう言うこと」
いたずらっぽい顔で笑った。
私の手を繋いでいる光哉の顔は真っ赤だった。
駅前にあるショーウインドウに映った自分を見て言う。
「そんな事ない。モデルみたいでカッコイイよ」
光哉がそう言って立ち止まった私の手に指を絡めて来て、先を歩く愛子たちの後を歩き出した。
「えっ?ちょっと……」
そう言っても光哉は知らん顔してずんずん歩く。
「光哉君?あのさ……」
和樹と手を繋いだ亜美が振り返って
「そう言うこと」
いたずらっぽい顔で笑った。
私の手を繋いでいる光哉の顔は真っ赤だった。