‡魔王‡
「あんたら訳のわかんない事言ってないでさっさと風呂入って寝な!迷惑だよ」
おばさんは俺とおじさんを見てそう言った。
「あーあっ!怒られちまったよー!ひっ…早く、寝ろー!」
おじさんはそのまま自分の部屋に入って行った。
また明日こんな事が続くんだ。
また明日も明後日も明々後日もずっとずっと続くのか…。
俺はもう限界だよ。
俺はもうこんな日々、嫌だ。
けどこんな俺に居場所はない。
どこにもないんだ。