‡魔王‡



明かりはだんだん近づいて俺の目の前で止まった。



俺はそれを見て尻餅をついてしまった。





それはドクロの中に1つの赤色の光があり、フワフワと宙に浮いていたからだった。






「大丈夫ですか?」



「な…なんだこれは…」




「これは死者のドクロですよ。よく魔王様がこれを見ては楽しそうに…」




俺はやはり魔王なのか。



俺は夢を見ているのではないのか…。





俺は床に尻餅をついたまま黙った。














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