彼氏に一方通行
3
一週間後。
ついに時は来たり。
私の野望は今日、ようやく果たされるのだ、多分……。ちょっと自信がないけれど、でも全力を尽くします。
カラリと乾いた爽やかなな快晴。真っ青な空、真っ白な入道雲。風が無いからやっぱり暑い。
私服の時点で、既に露出度多めでやって来たわけだけども。
ホルターネックキャミソールにデニムのショートパンツ。もちろん、生足にサンダル。
田所はご近所さんだから、まずは二人で電車に乗って最寄駅から総合駅へ。そこで綾子たちと合流することになったのだけど。
私を迎えに来た田所の第一声はこれ。
「よう、金太郎。まさかりはどうした?」