彼氏に一方通行
「どこが? 今私が言ったことに、突っ込む隙なんかミジンコもなかったし」
「隙だらけだわ。まず、俺よりカッコいいヤツなんて、いくらでもいるし」
「どこに? 私は見たことないよ? 生まれてから今日まで一度も」
「瀬那は? 第三者の公平な目から見たら、瀬那が圧勝だろ」
「あんなの、髪型と服装で誤魔化してるだけだよ。坊主で全裸だったら田所の圧勝だって」
「そうなの? そうか? まぁいいや、取り敢えず、ありがとね」
田所は不思議そうに私を見ながらそう言って、すぐに照れ臭そうな、どこかバツが悪そうな複雑な笑みを浮かべた。
「それから……。お前より可愛い子、そりゃいくらでもいるかも知んねぇけど、俺には比べようがない。俺は――
ほのかしか見てないから。
ほのか以外の女なんか、俺の視界に入らない」
きゅるるる、きゅいーん。
うわー。ビッグウェーブ来たー!
「隙だらけだわ。まず、俺よりカッコいいヤツなんて、いくらでもいるし」
「どこに? 私は見たことないよ? 生まれてから今日まで一度も」
「瀬那は? 第三者の公平な目から見たら、瀬那が圧勝だろ」
「あんなの、髪型と服装で誤魔化してるだけだよ。坊主で全裸だったら田所の圧勝だって」
「そうなの? そうか? まぁいいや、取り敢えず、ありがとね」
田所は不思議そうに私を見ながらそう言って、すぐに照れ臭そうな、どこかバツが悪そうな複雑な笑みを浮かべた。
「それから……。お前より可愛い子、そりゃいくらでもいるかも知んねぇけど、俺には比べようがない。俺は――
ほのかしか見てないから。
ほのか以外の女なんか、俺の視界に入らない」
きゅるるる、きゅいーん。
うわー。ビッグウェーブ来たー!