キミイロ



私は亮くんをベンチに座るように促す。
亮くんは素直に私の隣に座った。


『あのね……?』


「うん。」


『もう会えない。』


亮くんはビックリしたような顔をして私を見る。


次は、ちゃんてと目を見て笑う。


『もう、会えないの……』


「……。」


少しの間、沈黙が続く。


『亮くん……?』


「なんで?理由を教えてよ。」

『それは……』






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