キミイロ
もうっ!せっかく気持ち良かったのに邪魔しないでよ!
私はカラフルな人達を睨む。
すると、さっきまで騒いでいた金髪の男が
くるっと振り向いて目が合ってしまった。
慌てて目をそらしたけど
もう遅くてカラフルな人達が私に近寄ってくる。
「女の子がいる♪」
「まぢじゃん!結構かわいいしっ!」
「ねぇ君~?」
『な、なんですか?』
あっという間に囲まれてしまう。
「ん~?君かわいいねぇー
俺らといい事して遊ばない?」
『け、結構です!』
「つれないなぁ~。良いから来いよ!」