キミイロ



『詩穂……?どうかした?』


「えっ!?」


『さっきからソワソワしてるから……。』


「っ!!……あのね?」


『ん?』


「わ、私……亮の事が好きなの……」


『えっ!?』


「夏休みの間、会えなくなるのが寂しいの……」


『本…当……?』


「本当だよ。私は亮が好き。」

詩穂が、そう言った瞬間
我慢が出来なくて、気づいたら腕を引き強く抱きしめていた。


『俺も…俺も詩穂が好きだ。』


「う…そ……」


『嘘なんかじゃねぇよ。』


「ふぇ…ぅ……」


『えっ!?ちょ!!なんで泣くんだよ?!』


「違うの…うぅ……嬉し涙なの!」


『っ//////』






< 135 / 189 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop