キミイロ
『詩穂……?どうかした?』
「えっ!?」
『さっきからソワソワしてるから……。』
「っ!!……あのね?」
『ん?』
「わ、私……亮の事が好きなの……」
『えっ!?』
「夏休みの間、会えなくなるのが寂しいの……」
『本…当……?』
「本当だよ。私は亮が好き。」
詩穂が、そう言った瞬間
我慢が出来なくて、気づいたら腕を引き強く抱きしめていた。
『俺も…俺も詩穂が好きだ。』
「う…そ……」
『嘘なんかじゃねぇよ。』
「ふぇ…ぅ……」
『えっ!?ちょ!!なんで泣くんだよ?!』
「違うの…うぅ……嬉し涙なの!」
『っ//////』