キミイロ
苦しそうに亮くんは言った……。
私は亮くんを苦しめていたの……?
亮くんを苦しめたくなんか無い。
亮くんが望むなら私は…私は……
『私は居なくならないからっ!!
ずっとアナタの傍にいるからっ!』
「優美……」
『だから…だから…
そんな苦しそうな顔しないで……?』
「あぁ……」
亮くんが真実を教えてくれたから……
私も本当の事を言うね……?
『あのね?もうすぐ退院できるなんて嘘なの……
本当は、あと3ヶ月しか生きれないの……。』
「え……?」
亮くんの瞳が悲しい色に染まる。