キミイロ
第6章 幸せ、そして別れ
瑠璃色の宝物―亮side―
優美と付き合う事になった。
でも、これにはタイムリミットがある。
あと、3ヶ月。
いや、正確にはあと2ヶ月半だ。
だから俺は決めた。
最後の最後まで優美を愛し続ける。
ずっと……永遠に……。
ガラッ―――…
優美の病室の扉を開ける。
付き合う事になってから毎日のように
この病室に通っている。
『優美?いる?』
「亮くん!」
「えっ?あっ!こんにちわ~」
あれ?
優美の他に、もう1つ声が聞こえる。
奥に進んで声の正体を見ると
そこには優美の他に1人の女の子がいた。