キミイロ


「はぁ?お前誰だよ?邪魔すんな。」


金髪男が男の子を威嚇する。


「うっせーな。」


ぼそっと呟くと
男の子は金髪男の腕をひねり上げた。


「痛っ!やめろ!」


「俺は今、お前らに休憩時間を邪魔されて
虫の居所が悪りぃんだよ。
痛い目に会いたくなかったら、さっさと失せろ。」


男の子は低い声でそう言うと
締め上げている腕の力を強めた。


「っ!分かった!出ていくから!」


金髪男は痛そうに顔を歪め、負けを認めた。


男の子が腕を離すと公園を急いで出て行く。
残りの2人も何も言わず、オロオロと出て行った。






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