キミイロ
前へ。―亮side―
俺は優美の手紙を読み終わる頃には
涙が溢れて止まらなくなっていた。
優美からの想いが、
温かい想いが、胸の奥への染み込んでくる。
優美…ごめんな……。
悩んで、うじうじしてる弱い俺なんて
優美が喜ぶ訳ないじゃないか……
俺は前を見て進むよ。
優美がそれを望むから……
きっとキレイな瞳の色になって会いに行くよ。
だから、それまで待ってくれな?
優美、大好きだ。
楽しい事ばかりじゃなかった。
でも、優美に逢えてよかった……。