キミイロ



『はぁ……。』


俺は2回目の溜め息を吐いた。


「なーに、辛気くさい顔してんだよっ!」


馬鹿でかい声で話しかけながら近づいて来たのは、爽太だった。


『別に。てか、うるさい。』


「ゴメン、ゴメン!
で?なにかあった?」


『何もねぇって言ってんだろ。』


「ふーん。
でも、なんかしら悩んでんだろ?」


『まぁ…』








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