キミイロ



「――美っ!」


えっ?


後ろからいきなり声が聞こえ、
反射的に振り返った。


『えっ……?ぅ…そ……。』


「優美っ!」


私が見たものは、
こっちに向かって走ってくる亮くんだった。


なにこれ……?


幻覚……?


「優美っ!」


『亮…くん…?』


私は恐る恐るたずねる。







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