キミイロ
第3章 すれ違い
黒色の気持ち―亮side―
ピピピピッ――――…
大きく響く目覚ましの音で俺は目を覚ます。
体が重い。
今日の学校は休むか……。
昨日、たくさん優美と話した。
また会う約束もした。
ボフッ―――…
俺は、もう1度ベッドに倒れる。
気づきかけた気持ち。
忘れたくない。
でも……。
窓から光が差し込む。
キレイな青に染まった空。
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黒色の気持ち―亮side―