キミイロ
俺はケータイを操作して優美へメールを打つ。
―――――――
検査か。
頑張れよ。
2週間後、
あの公園で待ってるな。
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俺は優美にメールを送ると、
ふたたびベッドに倒れ込んだ。
2週間後。
また、あの公園で優美に会える。
その間、少し寂しいけど、
このモヤモヤした気持ちを整理するにはちょうどいい。
詩穂の事も……
優美の事も……
俺は、暗く黒い気持ちに気づかないように背を向けていた。